第3回 信楽まちなか芸術祭 報道向けページ


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第3回信楽まちなか芸術祭 開催
一般、高校生、窯元、作家などオール信楽で制作する植木鉢200点
16名のアーティストによる作品展も
10 月1日(土)23日(日)滋賀県甲賀市信楽町

※「第3回信楽まちなか芸術祭」に関する第2回目の報道資料です。
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保育園児から小中高校生までの子供たち、一般、プロの陶器窯元、陶芸作家、など総勢200名がそれぞれ自由な発想で絵付けをした植木鉢が町のいたる所で展示され町を彩る。

住民、企業、団体が総力を挙げて開催する3年に一度の「第3回信楽まちなか芸術祭」が10 月1日(土)~23日(日)、滋賀県甲賀市信楽町で開催される。日本六古窯の一つに数えられる“やきもののまち” 信楽を全国にアピールし、信楽焼のより一層の普及、信楽観光の発展促進に弾みをつけるため開催するもので、焼き物を中心に信楽の自然、お茶など多彩なイベントで「客人」をおもてなしする。テーマは-信楽流おもてなし-「自然・陶・茶」で、伝統的なものから新しいものまで数々のやきものと出会える場を、まちなかにある各展示会場で創出する。全体で30余りの催し企画、屋外や屋内を含めた会場約70カ所で開催され、町全体が展示会場となる。

中でも注目企画は住民総参加の「あつまれ!!みんなの植木鉢」。信楽焼はもともと火鉢や植木鉢の産地として知られる。他の産地に比べて、陶土の粒が粗く、大き目の陶製品を得意とするのが信楽焼。そんな信楽焼の特徴である「植木鉢」をオール信楽で創作し、信楽の街の各所に展示しようというもの。信楽駅前、信楽警部交番、地域市民センター、伝統産業会館など9か所に展示される。(右写真は小学生の作品)

一般参加者には機械ろくろでベースとなる生地を生産し配布した。生地植木鉢は直径約30㎝×高さ約30㎝。このベースに陶芸作家などが先生となって地元高校生などに絵付けを指導し、焼き上げた。色彩豊か、個性豊かな植木鉢が完成した。

    

              小学生の作品                             小学生の制作風景

    

             小学生の制作風景                         信楽高校生の制作風景                     

陶芸家、青木寿美子さんは、大物ロクロ自動成形機で直径120cm の大型植木鉢を作成。素焼き後、絵付けをしたのちに施釉して焼成した。青木さんらしい楽しい絵付けのプランター、アート作品が出来上がった。右写真。

※なお第2回では「THE TANUKI‐たぬき・狸・タヌキ-」として、信楽焼の代名詞ともいえる「タヌキの置物」を。住民総参加でオリジナル創作し、展示したが、今回も再び再集合する。(会場は信楽町長野839 植西電化倉庫内)

また、信楽の窯元散策路の各所の空間を活かした展示スペースで、古き良き焼物のまちと呼応する16 人による「信楽物語」をテーマにしたアート作品が楽しめる。出展作家は陶芸家だけでなく、現代美術の分野で活躍する作家たち。
出展作家は中村裕太、荒川朋子、大平和正、植松永次、岡本光博、桑田卓郎、田村一、石山哲也、津守愛香、川崎琢介、安藤祐輝、田尾晃、藤本秀、谷穹、谷陶択、廣川みのり 。

 

 

民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から、陶磁器の学術研究と作品制作を行う中村裕太さんは、『日本陶片地図』を出展する。日本各地の陶器にまつわる場所を訪れてみると、その河川や海岸には、生活のなかで使用され、そして、捨てられることで一生を全うした陶片を発見することができる。こうした陶片から紡ぎ出されるのは、考古資料としての価値ではなく、ごくありふれた人々の生活の痕跡である。展示会場:旧平岩製菓鋪。左写真。

 

 

 

 

 

人や動物、ロボットなどの造形を得意とする陶芸作家の谷 陶択さんは「旅人」をテーマとした陶器作品。普段見慣れた風景の中を新鮮な気持ちで歩き回りたいという思いで構想を練り、初めて信楽の地を訪れた旅行者を表現したという。服装がファンタジーなのは「見慣れた地元の風景でも見方を変えることで新しい発見があるのではないか?」という思いによるもの。展示会場:山兼製陶所。下左写真。


      


陶芸作家の安藤 祐輝さんは、手びねり造形作品を出展する。安藤さんは「土を触っていると、制作が次第に感情的になっていくのを感じる。私の内面の感情的な部分が引きずり出されることで、私は改めて私というものを理解します。土は私が知らない私を知っているようです」と語る。展示会場:丸京跡。上右写真

信楽を拠点に作陶活動を続ける廣川 みのりさんは、「原っぱの土の中に、陶器の卵オブジェをいくつも埋め、来場者にスコップでそれらを探し当ててもらう展示を行う。卵は、素焼きの物や、焼いてある物等色々あり、参加者は気に入ればそれを一つだけ、500 円で持ち帰る事ができます。持ち帰った卵をそれぞれの思いで楽しんでもらえる事で作品は完成します。(集まったお金は、熊本地震災害の復興に全額寄付いたします。)」という。展示会場は まるの広場横。右写真。 

以上の他、やきものづくりに日々挑戦を続ける次代を担う“つくり手”に焦点をあてた「信楽の今」展(信楽伝統産業会館)、信楽焼の作り手自らが、展示・情報発信する「SHIGARAKI STYLE-暮らしを愉しむやきもの」(陶芸の森 信楽産業展示館)、作り手である陶芸家を中心とした“作家市”「セラミック・アート・マーケット」(陶芸の森)、「信楽陶器まつり 大即売会」(特設会場)などを開催する。また、住民自らが「まちなか芸術祭」を盛り上げるための企画、「まちなかプロジェクト」では、「ぶらり窯元めぐり(工房見学)」(会期中は、普段見る機会の少ない信楽の窯元や工房を公開)などの企画を実施する。


「第3回 信楽まちなか芸術祭」開催概要

■名称 : 第3回信楽まちなか芸術祭-信楽流おもてなし「自然・陶・茶」
■会期 : 2016年10 月1 日(土)~10 月23日(日)
■会場 : 滋賀県甲賀市信楽町(まちなか会場、陶芸の森会場 他)
■主催 : 信楽まちなか芸術祭実行委員会


一般、および報道関係者のお問い合わせは

■第3回 信楽まちなか芸術祭実行委員会事務局
〒529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1203 甲賀市役所信楽地域市民センター東別館
平日8:30 – 17:15 土日祝定休(会期中無休)
Tel:0748-70-2376        0748-70-2315  Fax:0748-70-3393
E-mail:info@shigaraki-fes.com


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