2013年8月

お墓にもアベノミクス効果か!?

お墓建立費用、全国平均額167.8万円、昨年よりも5.8万円アップ

和型が4年連続で過半数割れ。一都三県は洋型が67.2%にも

全優石の「2013年版 お墓購入者アンケート調査」結果発表


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 北海道から沖縄まで、全国の優良石材店約300社で構成する墓石業者の全国組織「一般社団法人 全国優良石材店の会」(略称・全優石、会長・吉田剛、事務局・東京都品川区)が実施した「2013年お墓購入者アンケート調査」の最終結果がこのほどまとまった。この調査は、今年3月1日〜5月10日の約70日間に、全優石に加盟する全国の石材店で実際にお墓を購入した人を対象に、郵送法(応募ハガキによる自記式調査)で実施した。実際にお墓を購入した人に対する全国規模での調査で、有効回答数は昨年よりも130名多い3,265名。お墓購入者の実態や意識を知る上で最大規模の調査。2004年から毎年春に実施していて、今年で10回目、年次推移も把握できる。以下が調査結果の主なポイント。

■墓地と墓石を「同時新規購入」は全国で46.6%、「すでにあった墓地に墓石建立」は32.5%。

地域別の傾向としては、関東では新規購入の比率が高く67%、1都3県で70.4%に及ぶ。その中でも関東では「民営墓地」が多く45.5 %、1都3県では半数を超えて50.4%にのぼる。

■建てたお墓の形を全国でみてみると、「伝統的な和型」は2010年に49.5%と初めて半数を割り込んで以来4年連続で半数割れの41.7%で、長期的な和型の減少傾向が進んでいる。いっぽう「シンプルな洋型」は昨年と同レベルの39.8%、「デザイン墓」も昨年と同レベルの11.4%という結果。

■これを2004年からの推移でみてみると「伝統的な和型」が66.5%から24.8%減少し41.7 %に、「シンプルな洋型」が22.7%から17.1%増加し39.8%に、「デザイン墓」が6.1%からほぼ倍増して11.4%になっている。

■洋型の伸長は、相次ぐ地震被害でお墓の倒壊が起こっていることが背景にある。和型に比べ倒壊のリスクがより少ない洋型を選択しようという意識が反映されている。さらに、公園墓地などでは立地に合った明るいイメージの洋型が好まれる傾向にある。デザイン墓の増加は、より自分らしいお墓、想いを込めたお墓づくり意識を反映している。今後もこの傾向にますます拍車がかかるものと予測される。

■さらに地域別にみてみると、新規建立お墓に占める伝統的な和型お墓の比率が高いのは、北陸、近畿、中国、四国など西日本で、逆に低いのは一都三県、関東になる。関東では5基に1基しか和型が建立されず、逆に西日本では5基に4基が和型という全く対照的な結果。和型の関西、洋型の関東というパターンがくっきりとしている。ただし西日本でも九州は例外で、洋型やデザイン墓の建立比率が高い。

■墓石を建てた墓地の形態からみてみると、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含み)では、和型よりもシンプルな洋型やデザイン墓を建てた人の割合が多い。またその中でも新規民営墓地購入率が高いのが特徴。逆に既存の寺院墓地や共同体墓地(西日本に多い)では伝統的な和型を建てる傾向が根強い。こうした既存墓地での建立は伝統を重んじ、周囲との調和を図るという事情が窺われる。

■墓地取得費用を除いた墓石の購入金額は、100万円〜200万円台が最も多く47.2 %と半数近くを占める。次いで、50万円〜100万円で22.9%、200万円〜300万円が17.5%であった。

■こうしたお墓の平均購入価格を計算してみると、全国平均で167.8万円となり、昨年より5.8万円アップした。昨年が2004年の調査開始以降最低の162.0万円であったこともあるが、お墓にもアベノミクス効果が反映されているようだ。平均購入額の長期下落傾向は、石材加工が比較的容易で墓石タイプ別で最も低価格の洋型(160.93万円)が増えていることで、全体平均を押し下げているとみることができる。

■地域別にみてみると、建立費用で最も高いのは九州で194.6万円と突出し、最も安いのは北海道の135.2万円。両者には実に59.4万円の開きがある。

■「墓石選びで重視したことは」という複数回答に対して、1.石の色、2.石の材質、3.価格の手頃さが三大ポイントであるとの回答が寄せられた。石の色は従来ならば黒、白、グレイと決まっていたが、最近増えている洋型、デザイン墓などには赤、ピンク、緑といったカラフルな石が選ばれるようになっていることが影響している。また4番目に「アフターサービス」、5番目には「品質保証」、6番目に「耐久性」がランクされた。石に対するこだわりとともに、手頃な価格で、かつアフターサービス、品質保証などの安心が求められている。

■「墓石を購入する際に参考にした情報は」の複数回答に対し、圧倒的に多かったのは「石材店のアドバイス」。一生に一度あるかないかのお墓づくりでは、やはり実績のある専門業者、石材店が最も頼りになる情報源となっている。次いで「墓地に行って他の墓石を参考にした」が挙げられた。わが目で見学、確認し、お墓づくりのイメージを自分なりに膨らませているようだ。3番目に「石材店のショールーム」が挙げられ、トップの「石材店のアドバイス」と合わせて、お墓づくりでは専門的な石材店の役割がきわめて大きいことを窺わせる結果である。


以下調査結果詳細


墓地と墓石を同時新規購入」が全国で46.6%、「すでにあった墓地」は32.5%

まず、最初に墓石を建てた墓地の形態からみてみると、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含み)が46.6%、「すでにあった墓地」(寺院、公営、民営含み)が32.5%、「地域や共同体の墓地」13.1%、「屋内式のお墓」0.4%であった。「すでにあった墓地」は墓地だけを事前に取得、今年新たに建立というケースも含まれるが、最近増えている建替え、改葬も多く含まれる。
 地域別の傾向としては、関東では新規購入の比率が高く67%、1都3県で70.4%。その中でも特に「民営墓地」が関東に多く45.5%、1都3県で半数を超えて50.4%にのぼる。北海道、北陸では既存寺院墓地に建てた割合が多く、四国、九州、中国、近畿などでは共同体墓地に建てた人の比率が高い。



お墓の形、全国平均で「伝統的な和型」が4年連続で半数割れ
西日本の和型志向に対し、一都三県では67.2%、関東で63.8%と洋型が主流に
中部、九州で洋型、デザイン墓が伸長

建てたお墓の形を全国でみてみると、「伝統的な和型」は2010年初めて半数を割り49.5%、2011年は47.4%、2010年41.2%、今年は昨年よりも微増という結果であるが、和型の減少傾向は変わらない流れのようだ。いっぽう「シンプルな洋型」は昨年の40.9%とほとんど同じ39.8%、「デザイン墓」もほとんど変わらず11.4%という結果。しかし、長期的には洋型、デザイン墓は伸長傾向にある。


これを2004年からの推移でみてみると「伝統的な和型」が66.5%から24.8%減少し41.7 %に、「シンプルな洋型」が22.7%から17.1%増加し39.8%に、「デザイン墓」が6.1%からほぼ倍増して11.4%になった。
 さらに地域別にみてみると、新規建立お墓に占める伝統的な和型お墓の比率が高いのは、北陸、近畿、中国、四国などで、逆に低いのは一都三県、関東になる。関東では5基に1基しか和型が建立されず、逆に西日本では5基に4基が和型という結果。和型の関西、洋型の関東という色分けがより鮮明になっている。ただし西日本でも九州は例外で、洋型、デザイン墓の建立比率が高い。




 さらに地域別にみてみると、新規建立お墓に占める伝統的な和型お墓の比率が高いのは、北陸、近畿、中国、四国などで、逆に低いのは一都三県、関東になる。関東では5基に1基しか和型が建立されず、逆に西日本では5基に4基が和型という結果。和型の関西、洋型の関東という色分けがより鮮明になっている。ただし西日本でも九州は例外で、洋型、デザイン墓の建立比率が高い。






墓石を建てた墓地の形態からみてみると、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含み)では、シンプルな洋型やデザイン墓を建てた人が多い。またその中でも新規民営墓地購入率が高いのが特徴。逆に既存の寺院墓地や共同体墓地には伝統的な和型を建てる傾向が強い。既存墓地への建立は伝統を重んじ、洋型やデザイン墓を建てにくいという事情があるようだ。




お墓にも「アベノミクス効果」か。昨年よりも5.8万円アップの167.8万円
お墓に最もお金をかけるのは九州で194.6万円、最も安いのは北海道で135.2万円

墓地取得費用を除いた墓石の購入金額では、100万円〜200万円台が最も多く47.2 %と半数近くを占める。次いで、50万円〜100万円で22.9%、200万円〜300万円が17.5%であった。
 次にお墓の平均購入価格を計算してみると、全国平均で167.8万円と昨年よりも5.8万円のアップ。昨年は2004年の調査以降、過去最低の平均単価であったが、お墓購入にも「アベノミクス効果」が現れているようだ。



墓石タイプ別では、伝統的な和型の平均単価が最も高く174.24万円、次いでデザインのお墓で174.12万円、シンプルな洋型が最も安く160.93万円であった。


地域別にみてみると、最も高いのは九州で194.6万円と突出し、次いで四国の181.9万円」、関東の178.8万円の順。、最も安いのは北海道の135.2万円、北陸の145.5万円。九州と北海道ではで実に59.4万円弱の開きがある。


墓石選びで重視点1.石の色、2.石の材質、3.価格の手頃さ
続いて4.アフターサービス、5.品質保証、6.耐久性

墓石選びで重視したことはという複数回答に対して、1.石の色、2.石の材質、3.価格の手頃さが三大ポイントとの回答が寄せられた。石の色は従来ならば黒、白、グレイであったが、最近では洋型、デザイン墓などに赤、ピンク、緑といったカラフルな石が選ばれるようになっている。それだけに石の色や材質にこだわるという回答のようだ。また4番目に「アフターサービス」、5番目には「品質保証」、6番目に「耐久性」がランクされた。石に対するこだわりとともに、手頃な価格で、かつ安心してアフターサービスや品質保証をしてくれる石材店をということになる。

                  


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墓石選びの重視点地域比較
石の色
石の材質
価格の手頃さ
アフターサービス
 *1都3県
52.8
四国
69.8
北海道
43.8
中部
41.3
関東
52.0
北陸
56.7
 *1都3県
39.1
北陸
40.4
北海道
46.9
九州
54.5
関東
38.5
近畿
38.2
九州
46.1
近畿
51.6
中国
37.1
中国
33.5
中部
44.6
中部
44.0
全国
33.9
東北
32.5
全国
44.0
中国
43.0
中部
29.5
四国
30.2
東北
40.7
全国
42.9
近畿
29.4
全国
30.0
北陸
34.6
関東
40.9
東北
28.8
九州
29.2
近畿
32.4
 *1都3県
40.3
北陸
28.8
関東
22.0
四国
30.2
東北
30.2
四国
28.3
北海道
21.9
中国
27.2
北海道
21.9
九州
27.3
 *1都3県
20.6

品質保証
耐久性
石のデザイン
見映えのよさ
中部
30.8
北陸
27.9
九州
41.6
北海道
25.0
北陸
28.8
近畿
26.2
北海道
34.4
北陸
23.1
東北
26.7
中部
26.1
中部
25.1
中部
22.4
近畿
24.6
四国
24.5
東北
23.3
関東
19.6
四国
24.5
全国
21.5
全国
20.0
 *1都3県
19.5
全国
22.9
関東
20.3
中国
18.8
全国
18.5
関東
20.0
 *1都3県
19.4
関東
17.6
中国
17.3
中国
19.5
中国
18.4
 *1都3県
17.2
東北
16.7
 *1都3県
19.4
九州
18.2
近畿
15.0
九州
15.6
九州
14.3
東北
18.0
四国
9.4
近畿
12.0
北海道
12.5
北海道
12.5
北陸
6.7
四国
11.3

手入れのしやすさ
シンプルなデザイン
免震設計
高級感
九州
39.0
北海道
31.3
北陸
30.8
北海道
18.8
北海道
25.0
 *1都3県
23.3
中部
24.4
九州
15.6
中部
22.4
関東
22.9
東北
19.6
 *1都3県
15.2
全国
17.9
全国
17.9
四国
15.1
関東
15.1
東北
17.7
東北
17.2
全国
14.6
全国
13.4
関東
17.5
九州
16.9
近畿
12.8
東北
13.0
 *1都3県
17.2
中部
16.1
関東
11.7
近畿
11.8
北陸
14.4
北陸
13.5
 *1都3県
10.6
中国
11.8
中国
13.2
中国
11.4
九州
7.1
中部
11.4
近畿
10.7
四国
9.4
北海道
6.3
四国
9.4
四国
5.7
近畿
9.1
中国
6.3
北陸
6.7

お墓購入で参考にした情報トップは「石材店のアドバイス」が約6割
次いで「墓地に行って他のお墓を参考にした」、「石材店のショールーム」

「墓石を購入する際に参考にした情報は」の複数回答に対し、圧倒的に多かったのは「石材店のアドバイス」が挙げられた。一生に一度あるかないかのお墓づくりでは、やはり実績のある専門業者、石材店が最も頼りになる情報源となっている。次いで「墓地に行って他の墓石を参考にした」が挙げられた。わが目で見学、確認し、お墓づくりのイメージを膨らませているようだ。3番目に「石材店のショールーム」が挙げられ、トップの「石材店のアドバイス」と合わせて、石材店の役割が大きいことを窺わせる結果となっている。

調査対象者のプロフィール




報道お問い合わせは
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