2012年7月

お墓建立費用、全国平均額162万円、8年前より9.3%ダウン

和型が3年連続で過半数を割る。一都三県は洋型が66.1%と主流に

全優石の「2012年版 お墓購入者アンケート調査」結果


TOP メールでのお問い合わせ

 北海道から沖縄まで、全国の優良石材店約300社で構成する墓石業者の全国組織「一般社団法人 全国優良石材店の会」(略称・全優石、会長・吉田剛、事務局・東京都品川区)が実施した「2012年お墓購入者アンケート調査」の最終結果がこのほどまとまった。この調査は、今年3月〜5月の約2ヶ月間に、全優石に加盟する全国の石材店で実際にお墓を購入した人を対象に、郵送法(応募ハガキによる自記式調査)で実施した。実際にお墓を購入した人に対する全国規模での調査で、有効回答数は3,135名。お墓購入者の実態や意識を知る上で最大規模の調査。2004年から毎年春に実施している。以下が調査結果の主なポイント。

■墓地と墓石を「同時新規購入」は全国で50.6%、「すでにあった墓地に墓石建立」は31.9%。地域別の傾向としては、関東では新規購入の比率が高く65.7%、1都3県で69.7%。その中でも関東では「民営墓地」が多く45.6%、1都3県では半数を超えて51.5%にのぼる。新規建立、地方のお墓を関東、1都3県に改葬する人が増えていることを物語っている。

■建てたお墓の形を全国でみてみると、「伝統的な和型」は一昨年初めて半数を割り49.5%、昨年は47.4%であったが、今年はさらに6.2%減少し41.2%となり、和型の減少傾向が進んでいる。いっぽう「シンプルな洋型」は昨年の34.3%から大幅増加して40.9%に、「デザイン墓」は横ばいで12.0 %という結果。

■これを2004年からの推移でみてみると「伝統的な和型」が66.5%から25.3%減少し41.2%に、「シンプルな洋型」が22.7%からほぼ倍増の18.2%増加し40.9%に、「デザイン墓」が6.1%から倍増して12.0%になった。

■ 洋型の伸長は、相次ぐ地震被害でお墓の倒壊が起こっていることが要因としてあげられる。和型に比べ倒壊のリスクがより少ない洋型を選択しようという意識を反映。また、公園墓地などの普及で立地に合った洋型が選ばれていると見られる。デザイン墓の増加は、より自分らしいお墓、想いを込めたお墓づくり意識を反映している。今後もこの傾向にますます拍車がかかると予測される。

■さらに地域別にみてみると、新規建立お墓に占める伝統的な和型お墓の比率が高いのは、北陸、近畿、中国、四国など西日本で、逆に低いのは一都三県、関東になる。関東では5基に1基しか和型が建立されず、逆に西日本では5基に4基が和型という対照的な結果。和型の関西、洋型の関東というパターンがより鮮明になっている。ただし西日本でも九州は例外で、洋型やデザイン墓の建立比率が高い。

■墓石を建てた墓地の形態からみてみると、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含み)では、和型よりもシンプルな洋型やデザイン墓を建てた人の割合が多い。またその中でも新規民営墓地購入率が高いのが特徴。逆に既存の寺院墓地や共同体墓地(西日本に多い)では伝統的な和型を建てる傾向が強い。既存墓地での建立は伝統を重んじるという事情があるようだ。

■墓地取得費用を除いた墓石の購入金額では、100万円〜200万円台が最も多く47.0 %と半数近くを占める。次いで、50万円〜100万円で25.6%、200万円〜300万円が17.3%であった。

■こうしたお墓の平均購入価格を計算してみると、全国平均で162万円となった。2004年の調査開始以降、過去最低の平均単価でダウン率は7%になる。これは墓石タイプ別で最も安く、しかも価格ダウン率の高いのが洋型お墓(149.78万円)であり、その洋型お墓の建立が大きく増えていることと相関している。(「シンプルな洋型」は石材加工が比較的容易なため和型、デザイン墓よりももともと建立費用が安い)

■地域別にみてみると、建立費用で最も高いのは九州で195.3万円と突出し、最も安いのは北海道の130.6万円で、両者には実に65万円弱の開きがある。

■「墓石選びで重視したことは」という複数回答に対して、1.石の色、2.石の材質、3.価格の手頃さが三大ポイントであるとの回答が寄せられた。石の色は従来ならば黒、白、グレイであったが、最近では洋型、デザイン墓などに赤、ピンク、緑といったカラフルな石が選ばれるようになっている。また4番目に「アフターサービス」、5番目には「石のデザイン」、6番目に「耐久性」がランクされた。石に対するこだわりとともに、手頃な価格で、かつアフターサービス、デザイン性など求められている。

■「墓石を購入する際に参考にした情報は」の複数回答に対し、圧倒的に多かったのは「石材店のアドバイス」が挙げられた。一生に一度あるかないかのお墓づくりでは、やはり実績のある専門業者、石材店が最も頼りになる情報源となっている。次いで「墓地に行って他の墓石を参考にした」が挙げられた。わが目で見学、確認し、お墓づくりのイメージを膨らませているようだ。3番目に「石材店のショールーム」が挙げられ、トップの「石材店のアドバイス」と合わせて、石材店の役割が大きいことを窺わせる結果となっている。


以下調査結果詳細


「墓地と墓石を同時新規購入」が全国で50.6%、「すでにあった墓地」は31.9%

      
 まず、最初に墓石を建てた墓地の形態からみてみると、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含み)が50.6%、「すでにあった墓地」(寺院、公営、民営含み)が31.9%、「地域や共同体の墓地」10.6%、「屋内式のお墓」0.1%であった。「すでにあった墓地」は墓地だけを前に取得、今年新たに建立というケースも含まれるが、最近増えている建替え、改葬も多く含まれる。

単位は%

   地域別の傾向としては、関東では新規購入の比率が高く65.7%、1都3県で69.9%。その中でも特に「民営墓地」が関東に多く45.6%、1都3県で半数を超えて51.5%にのぼる。東北、中部では既存寺院墓地に建てた割合が多く、北陸、四国、近畿などでは共同体墓地に建てた人の比率が高い。


お墓の形、全国平均で「伝統的な和型」が3年連続で半数を割る

西日本の和型志向に対し、一都三県では66.1%、関東で62.5%と洋型が主流に

デザイン墓は北海道で約半数を占める。九州でもデザイン墓が増えている。

        
 建てたお墓の形を全国でみてみると、「伝統的な和型」は一昨年初めて半数を割り49.5%、昨年は47.4%であったが、今年はさらに41.2%となり、和型の減少傾向が進んでいる。いっぽう「シンプルな洋型」は昨年の34.3%からアップして40.9%と増加、「デザイン墓」は12.0 %という結果。

単位は%

単位は%

単位は%

単位は%

これを2004年からの推移でみてみると「伝統的な和型」が66.5%から25.3%減少し41.2%に、「シンプルな洋型」が22.7%から18.2%増加し40.9%に、「デザイン墓」が6.1%からほぼ倍増して12.0%になった。

 さらに地域別にみてみると、新規建立お墓に占める伝統的な和型お墓の比率が高いのは、北陸、近畿、中国、四国などで、逆に低いのは一都三県、関東になる。関東では5基に1基しか和型が建立されず、逆に西日本では5基に4基が和型という結果。和型の関西、洋型の関東という色分けがより鮮明になっている。ただし西日本でも九州は例外で、洋型、デザイン墓の建立比率が高い。

単位は%

単位は%

単位は%

 さらに墓石を建てた墓地の形態からみてみると、「新しく購入した墓地」(寺院、公営、民営含み)では、シンプルな洋型やデザイン墓を建てた人が多い。またその中でも新規民営墓地購入率が高いのが特徴。逆に既存の寺院墓地や共同体墓地には伝統的な和型を建てる傾向が強い。既存墓地への建立は伝統を重んじ、デザイン墓を建てにくいという事情があるようだ。

単位は%


購入費用100万円以上200万円未満が47.0 %、全国平均額は162万円

2004年の調査以降、過去最低でダウン率は9.3%

お墓に最もお金をかけるのは九州で195.3万円、最も安いのは北海道で130.6万円

                
墓地取得費用を除いた墓石の購入金額では、100万円〜200万円台が最も多く47.0 %と半数近くを占める。次いで、50万円〜100万円で25.6%、200万円〜300万円が17.3%であった。

単位は%

 次にお墓の平均購入価格を計算してみると、全国平均で162万円となった。2004年の調査以降、過去最低の平均単価でダウン率は7%になる。これは墓石タイプで最も安いのが洋型お墓(149.78万円)であり、その洋型お墓の建立が大きく伸びていることと相関しているようだ。

単位は万円

単位は万円

単位は万円

地域別にみてみると、最も高いのは九州で195.3万円と突出し、最も安いのは北海道の130.6万円で実に65万円弱の開きがある。

単位は万円


墓石選びでの重視点1.石の材質、2.石の色、3.価格の手頃さ

続いて4.アフターサービス、5.デザイン、6.耐久性

                 
墓石選びで重視したことはという複数回答に対して、1.石の色、2.石の材質、3.価格の手頃さが三大ポイントであるとの回答が寄せられた。石の色は従来ならば黒、白、グレイであったが、最近では洋型、デザイン墓などに赤、ピンク、緑といったカラフルな石が選ばれるようになっている。それだけに石の色は、重要という回答。また4番目に「アフターサービス」、5番目には「石のデザイン」、6番目に「耐久性」がランクされた。石に対するこだわりとともに、手頃な価格で、かつアフターサービス、デザイン性など求められている。

単位は%

墓石選びの重視点(地域比較)

石の色
石の材質
価格の手頃さ
アフターサービス
 *1都3県
52.2
北海道
61.1
北海道
50.0
北陸
45.7
関東
50.7
北陸
57.4
 *1都3県
41.2
中国
45.2
東北
50.3
四国
57.1
関東
41.1
北海道
44.4
北海道
44.4
中国
55.7
中国
37.1
東北
36.7
全国
44.1
近畿
48.0
全国
35.8
近畿
35.7
中部
41.2
中部
45.5
東北
35.5
九州
31.0
九州
40.8
全国
41.9
九州
34.5
中部
29.6
四国
33.3
関東
37.8
近畿
32.7
全国
29.1
近畿
33.0
九州
37.3
四国
28.6
四国
28.6
北陸
25.5
 *1都3県
37.3
中部
24.4
関東
22.0
中国
24.8
東北
35.2
北陸
19.1
 *1都3県
20.4
石のデザイン
耐久性
品質保証
見映えのよさ
北海道
50.0
東北
29.6
北海道
16.7
四国
9.5
東北
35.2
中国
25.2
九州
17.6
近畿
9.7
九州
27.5
四国
23.8
中部
17.6
九州
13.4
中部
24.6
北陸
23.4
四国
19.0
北陸
13.8
全国
22.6
近畿
22.8
 *1都3県
19.2
北海道
16.7
関東
22.4
北海道
22.2
関東
19.9
中部
18.1
 *1都3県
22.3
中部
21.8
中国
21.4
中国
18.1
北陸
16.0
全国
21.8
全国
21.7
全国
19.2
近畿
14.2
関東
19.8
近畿
23.9
関東
22.2
中国
13.8
 *1都3県
19.7
東北
32.7
 *1都3県
22.6
四国
4.8
九州
14.8
北陸
33.0
東北
23.5
手入れのしやすさ
シンプルなデザイン
高級感
免震設計
近畿
12.3
四国
9.5
近畿
6.7
中国
3.3
中国
13.8
中国
10.0
九州
11.3
北海道
5.6
四国
14.3
近畿
10.5
中国
13.8
近畿
8.0
中部
16.8
北海道
11.1
北陸
13.8
関東
10.0
関東
17.0
北陸
14.9
中部
14.2
 *1都3県
10.0
全国
17.5
全国
17.3
四国
14.3
九州
12.7
 *1都3県
17.7
関東
18.6
全国
15.3
四国
14.3
北陸
18.1
 *1都3県
19.0
東北
16.0
全国
15.2
東北
25.0
東北
19.4
関東
18.3
中部
29.4
九州
25.4
中部
20.3
 *1都3県
18.4
東北
30.9
北海道
27.8
九州
20.4
北海道
27.8
北陸
34.0
単位は%

お墓購入で参考にした情報トップは「石材店のアドバイス」が約6割

次いで「墓地に行って他のお墓を参考にした」、「石材店のショールーム」

                  
 「墓石を購入する際に参考にした情報は」の複数回答に対し、圧倒的に多かったのは「石材店のアドバイス」が挙げられた。一生に一度あるかないかのお墓づくりでは、やはり実績のある専門業者、石材店が最も頼りになる情報源となっている。次いで「墓地に行って他の墓石を参考にした」が挙げられた。わが目で見学、確認し、お墓づくりのイメージを膨らませているようだ。3番目に「石材店のショールーム」が挙げられ、トップの「石材店のアドバイス」と合わせて、石材店の役割が大きいことを窺わせる結果となっている。

単位は%


調査対象者のプロフィール

単位は%

単位は%

単位は%


報道お問い合わせは
■一般社団法人 全国優良石材店の会  事務局長 山崎 正子
東京都品川区上大崎3-8-5(〒141-0021) 
電話 03-5423-4014  FAX 03-5423-4050  E-Mail  zenyuseki@triton.ocn.ne.jp

■インフォメーションセンター  佐々木 勉
東京都中央区銀座1-22-10 銀座ストークビル(〒104-0061)
電話 03-3563-3181  FAX 03-3562-5267 携帯電話 090-4729-0545
E-Mail  sasaki@Info-ginza.com